「いただきます」を忘れた人々…
枚方市の 自然療法家
Bio House (ビオ ハウス) の
木 村 忠 朗 ( きむら ただあき ) です。
【第21号 店長の独り言 2016年7月号】
皆様、こんにちは!
Bio House まくろ美 店長の木村です。
いつも、当店をご利用いただき誠に
ありがとうございます。
梅雨ですね~
ムシムシと暑い日が続きますが、熱中症には十分に気をつけてくださいね!
そんな暑い中
(暑さとは 全く関係ないですが・・)
先日、TVを点けると 野生動物の番組が
映りだしました。野生のライオンの特集
だったようで、ちょうど ライオンが獲物(小鹿?)に襲い掛かりライオンの親子が
食べ始めた映像でした。
誰もが一度は、TVで観たことのある映像ではないでしょうか?
そして、皆さんも「小鹿はかわいそうだけど・・ライオンも生きていくためには仕方がないよね」って思われたこともあるのではないですか?
そうなんですよね・・・
ライオンを始めとする肉食動物は草食動物などの命を奪い食べないと生きていけないんです。生きていくためには仕方がない事なんです(泣)
でも、もしですよ・・・
ただ 獲物を襲い(殺し)、食べることもせずに 命を奪い続けるライオンがいたとすれば、皆様は どう思われますか?
きっと・・
「なんて酷いライオンなんだ!」
って思いますよね?
もしかしたら(汚い言葉ですが)・・
「そんな酷いライオンなんて早く死んでしまえ(怒)」
と思われる方もおられるのではないでしょうか?
もちろん、そのような酷いライオンは いないと思いますよ(笑)
肉食動物は 確かに 他の命を奪います。
それは 生きていくために必要なことなんです。
でも、決して 必要以上の 命を奪う事はしません。
生きていくために最低限必要な命しか奪わないんです。
だから、決して 獲物を襲うライオンを観ても 酷い!なんて思わないで上げて下さいね(笑)
話は変わりますが・・
この数字 何の数字だかわかりますか?
ある物の量を表した数字なんですよ。
『 1700万トン/年間 』
この数字を 国民一人当たりに換算すると
『 約134Kg 』になります。
何の数字だか わかりましたか?
じつは、この数字 日本人が一年間に
この数字を見て 皆さんは どう思われましたか? 多い? 少ない?
ちなみに、1700万tの内 食べられるのに捨てられる量は 約800万tだそうです。
この量は、世界全体の発展途上国への食糧支援の2年分になるそうですよ(驚き)
つまり、こういう事ですよね・・
『 日本人は、世界中の食べる事ができずに苦しんでおられる人々が2年間生きていけるだけの食糧を平気で捨てている 』
異常ですよね?
なぜ こんな事になっているんでしょうね?
答えは 簡単です(笑)
「 食べる物に困らなくなった」
「いつでも食べる物が手に入る事が当たり前になった」
そして …
「何よりも『安く』なった」からですよ。
だから平気で捨てるんです!
ですが・・
私が皆さんに気付き考えていただきたい
事は、量の多い少ないでは ありません。
それよりも 忘れてはいけない大切な事があるんです。
それは、1700万tという数字が
『物の量』では無いということです。
この数字は、
『 命の量 』
なんですよ!
この事を多くの日本人は忘れているのではないでしょうか・・
『 もともと 全ての 野菜には 命が有り 生きていました。 もちろん 肉にも 命が有り 生きて 動いていました。 その 生きている 命を奪い 作られたのが 食品なんですよ!』
私たち 人類は、野菜や 動物・魚介類の
命を奪い 食べることで 生きることができています。
でも、この命を奪う行為は 私たちが生き続けるためには 仕方がない事です。
だから、昔の方々は 食べ物を粗末にしなかった『もったいない』と言い 残さずいただいたんです。
そして、命をいただく事への感謝の気持ちを忘れないために
『(命を)いただきます』
と言って食したわけです。
この『いただきます』という言葉は、日本にしかない言葉だそうです。
ということは、世界のどの国の人々よりも日本人は『食(命)』への感謝の想いを持っていたんでしょうね・・
先にさせていただいた質問。
「 ただ 獲物を襲い(殺し)、食べることもせずに 命を奪い続けるライオンがいたとすれば、皆様は どう思われますか?」
を少し変えさせていただきます。
「 ただ … 命を奪い(殺し)、食べることもせずに 命を捨て続ける日本人がいたとすれば、皆様は どう思われますか?」
もう一度、全ての日本人に想い出していただきたいと思います。
『 いただきます 』という言葉の
本当の意味を・・・
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